ガダルカナル島戦80年慰霊巡拝 延期のお知らせ

  お知らせ

来る8月5日(金)より実施を予定しておりました『ガダルカナル島戦80年慰霊巡拝』につきご案内申し上げます。

 

事務局では、昨年来、実施に向け、現地側や関係機関と連絡を取りつつ情報収集及び情勢把握を行って参りました。結果、本慰霊巡拝は延期させていただく判断をいたしました。

 

理由は下記の通りです。

 

1、コロナ下により参加者全員が入国できる要素が不確実であること

 

ソロモン諸島政府発表では、7月1日より隔離期間の設定は解除したものの、依然として同国政府から要請のあるコロナ関連の各種書類が必要となります。しかしながら、老若男女の集まりである本慰霊巡拝の参加者に対し、日本国内の医療機関で「英文による完全なワクチン接種証明書」を等しく取得することが困難であると判断いたしました。60名の全参加者のうち、一人でも完全なものが取得できない場合、また出発前と経由地でのPCR検査(全員陰性が求められること)も含め、経由地である豪州または目的地のガ島ホニアラ空港にて入国ができず、独り帰国しなければならないこと、最悪、濃厚接触者として参加者全員が拘束される可能性も否定できず、これらの事象から所期の慰霊巡拝の目的を達し得ないと考えました。

 

2、飛行機の航路、時間が不安定であること

 

本来計画しておりました5泊7日間の旅程をスムーズに遂行できるフライトスケジュール(現地到着時間と現地出発時間)と飛行機便の接続が不透明である理由が挙げられます。

 

3、航空運賃が高騰していること

 

これまでの慰霊巡拝参加者へのご案内では、旅費は、往復航空券、現地滞在費、食費等で30万円程度としておりましたが、目下、航空券だけでも40万円を優に超えるものであり、滞在費を含めますとさらに高額になります。これでは実質の催行が大変困難であると判断いたしました。

 

4、日本国内の感染者数が増加傾向にあること

 

ソロモン諸島では日本のような高度な医療機関が無く、万が一、現地で発症した場合、現地協力者をはじめとするソロモン諸島の皆様にご迷惑が掛かることも懸念しております。

 

以上の理由から、誠に断腸の思いではありますが、来る8月の実施を延期いたしますこと、ここにご案内申し上げます。当会では、本慰霊巡拝と、皆様からのクラウドファンディングのご支援と直接のご賛助による目標を実行する意思には変わりはありません。事務局では半年後の、日本軍のガダルカナル島撤退の期日に合わせて 令和5年2月1日~7日近辺で調整いたします。本件、正式に決定次第、別途ご案内いたします。現下の情勢に鑑み、ご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

本件に関するご質問は下記までご連絡くださいますようお願いいたします。

 

事務局

総務委員長 崎津 寛光(実行責任者)

直通電話:090-4060-3788

メール:info@japan-solomon.com

※8月は諸行事が重なるため、メールのご返信は遅延する場合があります。

ホニアラ港