ガダルカナル島戦80年ガイドブック頒布中

 

令和4(2022)年、ガダルカナル島戦80年を迎え、当会ではガイドブックを制作、頒布中です。この一冊があれば、現地での案内は概要をおさえております。

※在庫切れのため、令和5年8月に重版しました。

ご希望の方は、当会事務局メールまでお問い合わせください。

 

頒布価格:1,200円

統幕表敬(R4.913)③

 

第1章 基本情報

 

1.1 概要

A) 正式国名:Solomon Islands(ソロモン諸島)

 

B) 首都:Honiara(ホニアラ)

 

C) 面積:29,785㎢ (四国の約1.5倍)

 

D) 人口:721,455人 (2019年ソロモン諸島政府統計局の推計による)

 

E) 民族:メラネシア系(約94%)、ポリネシア系、ミクロネシア系、ヨーロッパ系、中国系等

 

F) 主要言語:英語(公用語)、ピジン英語(共通語)

 

G) 通貨:SBD(ソロモン諸島ドル)※現地のみ日本円から現地通貨へ換金可。

 

H) 政体:立憲君主制

 

I) 宗教:約96%がキリスト教徒(英国国教:45%、カトリック教会:18%、United (Methodist/Presbyterian):12%、バプティスト:9%、SDA(セブンスデー・アドベンチスト)教会:7%、その他のプロテスタント:5%)。他の約4%は、地域固有の精霊信仰。

 

J) 国際電話:677(国番号)+(相手先の番号)

 

K) ビザ:30日以内の観光の場合は必要なし。

 

L) 国旗

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1977年11月8日に制定。5つの星は、 5つの主要な島(ガダルカナル島、サンクリストバル島、マライタ島、サンタ・イサベル島、チョイスル島)を示している。青は諸島を囲んでいる海、緑は陸地、黄色は日光を、象徴している。

 

 

M) ビジネスアワー: 官庁 :8:00~16:30 銀行:9:00~16:00

 

1.2 略史

1568年 スペイン人メンダナ、サンタ・イザベル島に来航

1893年 英国、南ソロモン諸島領有を宣言

1900年 英国、独より北ソロモン諸島を取得

1942年 日本軍、ソロモン諸島を一時占領

1943年 日本軍撤退 (1950年まで米軍が駐留)

1976年 「ソロモン諸島」として自治政府樹立

1978年 7月7日 英連邦から独立

 

1.3 地理

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ソロモン諸島は、北西に位置するパプア・ニューギニア領ブーゲンビル島から南東約1,670kmにかけて、6つの大きな島と、およそ1,000の島々から成る群島国家である。最西端のショートランド諸島は、パプア・ニューギニア領ブーゲンビル島とわずか9kmしか離れていない。 南東には、ヴァヌアツの島々が続いている。主要6島はいずれも幅24~56km、長さ92~181kmで、ガダルカナル島を中心として、北側にチョイスル島、ニュージョージア島、サンタ・イザベル島、マライタ島、南側にサンクリストバル島、レンネル島、サンタ・クルーズ島が並んでいる。 国土地面積は約29,785km2で、四国の約1.5倍程度である。排他的経済水域は、南太平洋では3番目に大きい135万km2にもなり、かつお・まぐろの好漁場となっている。

 

1.4 気候

ソロモン諸島の気候は、1年を通して高温多湿である。 ホニアラの気温は、沿岸部で平均29℃前後であるが、内陸部に入ると最高気温は35℃まで上がる。5~10月が雨の比較的少ない乾季、11~4月が雨季にあたる。降水量は、乾季(8月)で約100mm、雨期(3月)約350mm。乾季には、南東の貿易風が吹き、過ごしやすい日が続く。また雨季には北西の貿易風が吹き、気温が緩和される。雨季にはサイクロンも発生し、激しい雨が数日降り続く事もある。 ホニアラに観光で訪れる際には、雨の少ない7~9月がおすすめ。この時期は、南半球は冬にあたる為、朝晩、涼しいと感じる。

 

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1.5 通貨・物価・チップ

自国の通貨として、SBD(ソロモンドル)が流通している。かつては、貝殻で作られたシェルマネーや、イルカの歯などを、カスタム・マネーとして使用されていたが、現在は、ほぼ国内全土でソロモンドルが使用できる。 多くの品々が輸入品に頼っているため、全体的に物価は高く、年々、上昇傾向にある。物価水準は日本と同様、もしくはそれ以上であり、モノの質もあまり良いとは言えない。 チップ等の習慣はない。 市内でクレジットカードを使える場所は大変限られており、高級ホテルや一部レストランのみであるので、予算に合わせて、まとまった金額をキャッシュで用意する。

 

1.6 両替・銀行

国際空港内や市内のホテル、銀行などで両替が出来る。日本円からソロモンドルへの両替は、ホニアラ国際空港内両替所、ソロモン・キタノメンダナホテル、ホニアラ・カジノホテル等で可能。 ホニアラ市内で両替可能な銀行としては、ANZ銀行,BSP銀行がある。ATMもあるので、クレジットカードでの海外キャッシングも利用できる(VISA)。日本国内での両替は不可能で、現地到着後、ホテルや銀行で日本円から直接換金する。但し、手数料込みのレートは驚くほど高い。(参考 換算レート:$1SBD≒\23JPY(2015.10現在))

 

➢ BSP銀行(Bank South Pacific) Mendana Ave. Point Cruz

TEL:21874 営:月~金9:00~15:00 休:日、祝日 URL:http://www.bsp.com.pg/ target=”_blank”

 

➢ ANZ銀行(Australia & New Zealand Banking Group Ltd.) Ranadi, Kukum Highway

TEL:21111 営:月~金9:00~15:00 休:日、祝日 URL: http://www.anz.co.jp/personal/” target=”_blank”

 

1.7 日本からのアクセス(令和5年現在はコロナの影響により航空各社への確認が必要です)

日本からの直行便はなく、パプアニューギニアのポートモレスビー経由、豪州のブリスベンまたはシドニー経由がある。

 

 成田 ― ポートモレスビー(ニューギニア航空)
 成田 - ブリスベン(カンタス航空)
 成田 - シドニー(ジェットスター・日本航空)
 羽田 ― シドニー(カンタス航空・全日空)
 シドニー ー ホニアラ(カンタス航空・ソロモン航空 共同運航)
 ブリスベン ー ホニアラ(カンタス航空・ソロモン航空 共同運航)

 

ポートモレスビー経由は成田から週1便あり、フライト時間は短く、比較的搭乗券も安い。ニューギニア航空により、成田―ホニアラまで一括で手配出来るので、乗り継ぎも安心である。ポートモレスビーの国際空港は2015年に改修されたばかりで、ショップ・カフェなども清潔感があり、現在は乗り換え時間も暇をもてあそばずに快適に利用できる。

 

➢ ソロモン航空(Solomon Air):http://www.flysolomons.com/

 

➢ カンタス航空(QANTAS):http://www.qantas.com.au/travel/airlines/home

 

1.8 治安

エスニックテンション(民族抗争)後、オーストラリア・ニュージーランドを中心とした組織“The Regional Assistance Mission to Solomon Islands (RAMSI)”の介入により、現在の治安は安定している。ただ、一見安定しているように見える治安も、災害や国政選挙など、ささいなきっかけで、暴走する事も考えられるので、常に注意が必要である。 殺人などの重大犯罪が発生する事は、比較的少ないが、強盗や盗難などは多く、外国人宅が狙われる事も多い。マーケットなど市内の混雑する場所等では、ひったくり、スリなども頻発しているので、十分に注意が必要。夜間の外出時は、タクシーを使うなど、徒歩やバスでの移動は避ける。 人々は親日的で、日本人にはとても好意的に接してくれる。普段は穏やかで、知らない人でも人懐っこく話しかけてき、笑顔が絶えない。しかし、飲酒すると人格が変わる事が多く、飲酒時には喧嘩も多く発生するので、巻き込まれないように注意されたい。金曜の夕方から夜間、そして週末の夜間は特に注意が必要である。

 

1.9 交通

1.9.1 空路

国営のソロモン航空による国内線が就航している。国内の19か所の空港を結んでいる。飛行機は、9人乗りのアイランダー機、18人乗りのツインオッター機、36人乗りのダッシュエイト機があり、預託荷物は16kg、機内持ち込みは5kgまで。料金は、かなり高く、割引やセールなどは行われていない。

 

1.9.2 船(フェリー)

船会社は数社あり、客船、貨客船の2種類がある。島国であるソロモンにおいて、人々の貴重な足となっており、ホニアラ港を中心に、主に、北側、南側に分けて、就航している。時間はかかるが、費用的には、飛行機の1/4程度である。各便のスケジュール、料金等は、船会社にて確認の事。

 

➢ 参考)Fair West Shipping ホニアラ市役所前 ホニアラ→ギゾ/約26時間/大人$500

 

1.9.3 バス

ホニアラ市内において、住民の貴重な足として、メンダナアヴェニュー・ククムハイウェイを中心に、ひっきりなしに走っている。中型バスも時折見かけるが、基本は10~15人乗りワゴン車のミニバスである。 路線図や時刻表はなく、場所によっては明確なバス停はないが、慣れてしまえば、旅行者でも簡単に使える。幹線通りは東西方向のメンダナAve.1本なので、西行き(White RiverやRove)、東行き(KGⅥ、RUNGA)さえ、把握すれば、間違うことも少ない。山側へは、いくつかある大きい停留所より、循環型でバスが出ている。 行先は、バスのフロントガラス部に表示されており、また、車掌が、行先を大声で伝え、呼び込みをしている。目的地が不安な時は、車掌に希望の行先を伝えれば、適宜、近くのバス停に停まってくれる。 運賃は、一律で、大人$3、学生・子供$2。バスに乗り込んでから、車掌に支払う。釣銭を持っていないことがあるので小銭を用意し置くと良い。

 

1.9.4 タクシー

市内の比較的広い範囲を走っており、数も多い。セダンタイプの車の屋根に、「TAXI」という看板(取り外し式)を付け、車体にも記載しているので、分かりやすい。しかし、自家用車併用であるので、屋根に看板がある場合のみタクシーとして営業中である。 夜には酔っ払い運転も見られるので、流しではなく、ホテルかタクシー会社(下記)に、直接配車を依頼した方が良い。料金メーターはなく、車の走行メーターで距離を測る。1km=$10で、過剰請求をしてくる事は少ないが、支払時には、しっかりとメーターでの料金確認をされたい。また、お釣りを持ち合わせていない場合が多いので、事前に細かい金額を用意しておくこと。

➢ Black Jack TEL:24440
➢ Kings Taxi TEL:27888

 

1.10  電気

1.10.1 電圧

ソロモンの電圧は240V、周波数は50Hzである。 停電は日常往々にしてあり、電圧も安定していないので事前に対策をたてておいた方がよい。

 

1.10.2 コンセント、モジュラージャックの形 コンセント形状は、Oタイプの三つ穴である。アダプターは、当地でも入手できる。

 

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1.11 食生活・レストラン

日常の食生活に必要なものは、市内のローカルマーケット、スーパーマーケット、個人商店など で入手する。 日本食品は醤油やワサビ、みりん等が手に入るが、品切れになることも多い。当地産の魚、肉、野菜、果物以外の食料品はオーストラリア、ニュージーランド、東南アジア、中国などからの輸入品が多い。多くの店では製造年月日にあまり注意を払っていないので、購入時には注意が必要である。 飲料水は、やや硬水であるは、沸かして飲めば問題ない。ミネラルウォーターを購入してもよい。 外食は、レストランが少なく、選択肢は限られている。(第2章:レストラン情報 参照)

 

1.12 ホテル

ホニアラにあるホテルは、市内中心部に集まっている。一般的に、物価に比べてホテル料金はやや高めである。支払いは、原則として現地通貨払いであるが、外貨でも支払い可能なホテルはある。ほとんどのホテルがクレジットカードによる支払いも可能である。長期滞在者用のアパートメントタイプもあり、小さな台所がついているホテルもある。

 

1.13 通信

携帯電話はプリペイド方式と本体購入と両方が可能である。プリペイドの場合は、現地でSIMカードを購入(20ソロモンドル。およそ300円よりあり)して使用可能で、観光客でも気軽に利用できる。最近では中国製の携帯電話の普及により、日本円にして5,000円程度で購入することができる。但し、粗悪品なので注意が必要。ホテルにおけるインターネット接続も、現在、無料Wi-Fiが利用できるところが増えてきている。

 

1.14 服装

気温は年間を通じて高いので、半袖で十分である。ただし、朝夕は冷える場合もあり、また降雨で肌寒くなることがあるので、長袖シャツも必須である。同時に、夕方以降の外出などの際は、マラリアを媒介するハマダラ蚊を防ぐため長袖シャツ、長ズボン及び靴下を着用するのが望ましい。 また、室内で冷房が効き過ぎている場合もあるので、夏物ジャケットやカーディガンが重宝することもある。乾季の時期や朝晩など、気温が下がり肌寒い日もあるので、就寝の際のエアコンの利用には特に注意する。

 

1.15 参考サイト

ソロモン諸島に関するHPは少ないですが、現地情報を得るのに、参考になる代表的なサイトを一例として下記にご紹介します。他、現地在住であった青年海外協力隊員によるブログもあるので、併せて参考にしてください。

 

 

 在東京ソロモン諸島名誉領事館:http://solomon.or.jp/

 

 ソロモン諸島政府観光局日本事務所:https://visitsolomons.or.jp/

 

 外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/solomon/index.html

 

 青年海外協力隊!ソロモン!教師!(2015~2017年の活動):http://blog.livedoor.jp/yn_34241030/

 

第2章 レストラン情報(ガダルカナル島のみ)

 

 

多くのレストランは、ホニアラ市内にまとまっていますが、日本人が安心して行くことのできるレストランは限られています。

 

しかし、近年レストランの軒数は増えてきており、ふらっと入った店で、意外と美味しいご飯に出会うこともあります。

 

カイ・バー(Kai Bar)と呼ばれるぶっかけご飯を提供する店が、ホニアラ市内には多く点在しており、いわゆるローカル・フードと呼ばれ、地元ソロモン人はよく利用しています。

 

それ以外にも、華僑系が多い影響で、中華料理店も多いです。

 

洋食、カフェなども、数は少ないですが市内に点在しています。また、日本食については、ソロモン・キタノメンダナホテル内の「白梅」が唯一です。

 

旅行者にとって、レストランのトイレ事情は、事前に知っておくと役立つ情報だと思います。日本と大きく事情が異なるため、トイレットペーパーは常に自分で持ち歩くこともお勧めします。

 

 

POPOYS GRILL ( ポポイズ グリル/フィリピン料理 )

総合評価:★★★☆☆

味:★★★★☆/接客・サービス:★★★☆☆/トイレの清潔度:★★☆☆☆

<ダブルミックス(チキン+ポーク)50ソロモンドル> 

いつでも安心のおいしさで、日本人に馴染みのある甘辛タレで絡めたBBQの店。ソロモン人にも人気の味で、1人でも気軽に入れる。持ち帰りも可。アルコール類はないが、持ち込みも可。

  • 予算:35ソロモンドル~
  • 営業時間:10:00~22:00/定休日:日
  • 電話:26838 または 28371
  • アクセス方法:バス停『Honiara Casino』より徒歩5分 (Point Cruz)

 

 

Taj Mahal ( タージマハル/インド・スリランカ料理 )

総合評価:★★★☆☆

味:★★★★☆/接客サービス:★★★☆☆/トイレの清潔度:★★★☆☆

ソロモン唯一の本格インド・スリランカカレー・レストラン。ヨットクラブ内で海を眺めながら猫とともにお食事が楽しめる。バターチキン、茄子カレーがおすすめ。ソロモンでは珍しくドラフトビールが飲めるお店が併設されており、18:30~19:30のハッピーアワーが狙いめ。

2号店がMendana Avenueをはさんだ向かいにオープン。

  • 予算:80ソロモンドル~
  • 営業時間:月~土:昼食11:00~15:00 夕食17:00~21:00 日:夕食17:00~21:00
  • 電話:7478550 または 7782021
  • アクセス方法:バス停『Mendana Hotel』より徒歩5分 (Point Cruz)

 

 

PIZZA PETE’S  ( ピザ ペティズ/ファーストフード )

総合評価:★★★☆☆

味:★★★☆☆/接客サービス:★★★★☆/トイレの清潔度:★★★★☆

パシフィックカジノホテルに隣接した知る人ぞ知る、数少ないピザ・ハウスで、ホワイトマンにも人気。ピザの種類は約26種類と豊富で、テイクアウトも可能。

ホニアラでは珍しく、店内の照明も明るいので、昼夜問わず食事が楽しめる。アルコール類の販売はないが、持ち込みは可能。

  • 予算:120~160ソロモンドル
  • 営業時間:月~日 11:30~21:30
  • 電話:21993 または 7590180
  • アクセス方法:バス停『Pacific Casino Hotel』 より徒歩5分 (Kukum)

 

 

Pacific Paradise ( パシフィックパラダイス/中華料理 )

総合評価:★★★★☆

味:★★★★☆/接客サービス:★★★☆☆/トイレの清潔度:★★★☆☆

カジノホテル内にある中華レストラン。海を見ながら開放的な空間で食事ができる。地元の華僑の方たちも利用するほど人気。

  • 予算:50ソロモンドル~
  • 営業時間:月~日:10:30~23:00
  • 電話:7588011
  • アクセス方法:バス停『Pacific Casino Hotel』より徒歩3分

 

 

Weimei Kai Bar ( ウェイメイカイバー/中華料理 )

総合評価:★★★☆☆

味:★★★★☆/接客サービス:★★☆☆☆/トイレの清潔度:★★☆☆☆

ホニアラ市郊外にある餃子専門店。空港へのアクセスもよく、フライト前の昼食に適したお店。こじんまりとした店構えなので、うっかりすると見過ごしてしまうほど。小籠包などの飲茶もあるので、ランチにおすすめ。

  • 予算:30ソロモンドル
  • 営業時間:月~日 7:00~19:30
  • アクセス方法:バス停『Discount』より徒歩1分

 

 

Bamboo Café ( バンブーカフェ/タイ風料理 )

総合評価:★★★☆☆

味:★★★☆☆/接客サービス:★★★☆☆/トイレの清潔度:★★★★☆

落ち着いた雰囲気のなかリゾート気分でお茶をゆっくり飲むことができる。(エアコン完備)パッタイなどのタイ風料理やココナッツを衣にもりこんだfish ’n’ chip(100ソロモンドル)はおすすめのようだ。

  • 予算:100ソロモンドル~
  • 日曜定休
  • アクセス方法:バス停『museum』より徒歩5分

 

 

Club HavanaH ( クラブハバナ/フランス料理 )

総合評価:★★★★☆

味:★★★★☆/接客・サービス:★★★★★/トイレの清潔度:★★★★☆

ホニアラで唯一のフランス料理店。ワインの種類も豊富で目の前でフレンチシェフ自ら作る姿が見られ、味も折り紙付きのようである。

  • 予算:300ソロモンドル~
  • 営業時間:18:00~ 無休
  • 電話:8715151 または 21737
  • メール:clubhanavanah@gmail.com
  • アクセス方法:バス停『chinatown』より徒歩10分

 

 

Coral Sea Resort Hotel ( コーラルシーリゾートホテル/ステーキ )

総合評価:★★★★☆

味:★★★☆☆/接客・サービス:★★★★★/トイレの清潔度:Japan Quality

肉料理専門店で、ドイツ人シェフが提供するバヌアツ・ニュージーランド・オーストラリアのビーフがある。夕食だけでなく、日中もケーキやコーヒーが注文できる。特におすすめはクリュームブリュレのようである。敷地内にはカジノ施設があります。

  • 予算:300ソロモンドル~
  • 営業時間:9:00~24:00
  • アクセス方法:バス停『Coral』または『YWCA』より徒歩1分

 

 

Renaissance ( ルネッサンス/西欧・アジア料理 )

総合評価:★★★★☆

味:★★★☆☆/接客・サービス:★★★★☆/トイレの清潔度:★★★★☆

ソロモンの高級ホテル、Heritage Park Hotel内にあるレストラン。ホニアラ市内で唯一販売されているジェラートがあります。

  • 予算:200ソロモンドル~
  • 営業時間: 朝食:6:30~10:00 昼食:6:30~12:30 夕食:15:00~22:00
  • アクセス方法:バス停『Mendana』または『Museum』から徒歩5分

 

 

Dong Fang ( ドンファン・東方茶餐庁/中華料理 )

総合評価:★★★☆☆

味:★★★★☆/接客・サービス:★★★★☆/トイレの清潔度:★★★☆☆

Chinatownのメインストリートにあり唯一の中華料理店です。メニューも写真から選べて、ドリンクもバリエーション豊か、昼食時は大勢のお客でにぎわう人気のお店。店内は清潔感があり、初めてでも安心して食事ができる。

  • 予算:60ソロモンドル~
  • 営業時間:月~土 9:00~16:30  日 9:00~14:30
  • 電話:21598
  • アクセス方法:バス停『Chinatown』から徒歩5分

 

 

 

第2章 戦史概要

①ガダルカナル島の戦い

 

 昭和17(1942)年8月7日から昭和18(1943)年2月7日迄行われた『ガダルカナル島の戦い』は、大東亜戦争(太平洋戦争)における陸戦のターニングポイントとなりました。

 

 海軍の敗北の起点がミッドウェー海戦であったとすれば、陸軍が陸戦において初めて米国に敗北したのが、この戦闘です。ある記述によれば、米国側は、「ガダルカナルとは島の名ではなく感動そのものである」と述べ、それに対し日本側は、「それは帝国陸軍の墓地の名である」とそれぞれ書いています。

 

 この戦闘以来、日本は守勢に立たされることになります。 日本軍で上陸した総兵力は31,404名。うち、撤退できた将兵軍属は10,652名、撤退以前に負傷・後送された将兵軍属は740名。死者・行方不明者は約2万名強であり、このうち直接の戦闘での戦死者は約5,000名。残り約15,000名以上は、戦病死または餓死でした。補給路が断たれ、大量の餓死者を出した為、別名“【餓島】飢餓の島”と呼ばれました。

 

 参加した陸軍部隊の将兵の主な出身地は、旭川、新潟、仙台、福島、静岡、岐阜、名古屋、福岡などで、今なお、約6,000名あまりが行方不明となったままです。 現在でも毎年、当会は(一社)日本戦没者遺骨収集推進協会の遺骨調査/収集派遣団に協力しています。また当会の自主派遣隊によっても捜索を続けています。

 

 

②中部ソロモンの戦い

 

■中部ソロモンの防備強化
 ガダルカナル島撤退後、連合軍の侵攻を阻止する最前線となったのがニュージョージア島ムンダやコロンバンガラ島などの中部ソロモンです。海軍は防備強化のため、ガダルカナルに派遣予定だった第八聯合特別陸戦隊をムンダに進出させました。また、陸軍は歩兵第二百二十九聯隊を中心とした南東支隊が昭和18年6月にムンダに進出しました。

 

■米軍、レンドバ島に上陸
 南東支隊がムンダに進出した直後の昭和18年6月、米軍は突如としてレンドバ島に6000名の部隊を上陸させました。日本軍守備隊は僅か140名ほどで、瞬く間に同島は占領され、米軍は機械力を駆使して短時間で重砲陣地を構築しました。

 昭和18年7月、レンドバ島の重砲陣地からの支援射撃と空爆をもって、米軍の大規模なムンダへの上陸作戦が行われました。日本軍は各島嶼から増援部隊を派遣しましたが、輸送作戦の失敗もあり、その防備は脆弱なものでした。しかし積極攻勢をもって上陸部隊を撃滅する方針を立て、歩兵第二百二十九聯隊、歩兵第十三聯隊、第八聯合特別陸戦隊など約1万名の将兵が奮戦しました。

 また、スタンモーア夜戦、クラ湾夜戦、コロンバンガラ島沖海戦、ベラ湾夜戦、第一次・第二次ベララベラ島沖海戦、ブーゲンビル島沖夜戦など、互いに小兵力ながらも、侵攻する米艦隊と、各島への増援または撤収に向かった日本艦隊との間で幾多の海戦が生起しました。

 

■コロンバンガラ島からの撤退
 ムンダでは圧倒的な兵力差によって日本軍の損害が続出、8月にはコロンバンガラ島へ撤退します。米軍は時を移さずしてベララベラ島に上陸しました。コロンバンガラ島への侵攻が予期されたため、9月から10月初頭にかけて、日本軍は陸軍船舶部隊によって編成された「外南洋部隊機動舟艇隊」をもって撤収作戦を実施。およそ1万2000名がブーゲンビル島およびラバウルに撤収しました。米軍はソロモン諸島を北上、以降、ブーゲンビル島が最前線となりました。

 

 

③ブーゲンビル島の戦い

■ソロモン方面の最後の砦として
 ブーゲンビル島は開戦初期に米豪遮断作戦の一環として日本軍が占領し、ガダルカナル島を巡る戦いにおいてはラバウルからの中間基地として重要な役割を果たしていました。しかし日本軍のガダルカナル島撤退以後、他の島々が次々と陥落する中、ブーゲンビル島周辺でも苛烈な戦闘が繰り広げられるようになりました。昭和18年4月には山本五十六聯合艦隊司令長官の搭乗機が南部のブイン上空で撃墜され、長官が戦死してしています。

 

■連合軍の上陸とタロキナ作戦
 昭和18年11月、ついに米軍を主力とする連合軍が西岸のタロキナ岬に上陸。そこに建設された飛行場を巡り、日本軍は第六師団をもって2度にわたる奪還作戦を敢行しました。幾度の航空戦も展開されましたが、圧倒的な戦力差とかねてからの補給不足、また2000m級の山々が連なる深いジャングルに進軍を阻まれ、作戦は失敗しました。その後しばらく戦線は膠着したものの、昭和19年11月頃より米軍が戦力をフィリピンに移した後は、豪州軍と対峙することになりました。

 

■豪州軍との戦闘と終戦
 タロキナ周辺の防衛に徹した米軍に対し、豪州軍は日本軍の排除を目指し積極的に攻撃を開始しました。日本軍は徐々に戦線を後退させていきましたが、カヌーを使った浸透戦術や夜間切り込みによるゲリラ戦を行い、一時的には反撃に成功するなど終戦まで戦い続けました。しかし米軍の上陸以来、補給が途絶していた日本軍は、多数の餓死者と戦病死者を出し、戦後の捕虜収容所での死者を含めるとおよそ3万名の日本軍将兵が命を落としたといわれています。
 ソロモン諸島で最大の戦死者を出したブーゲンビル島は、かつてはドイツ語読みでボーゲンビル島(ボ島)と呼ばれていました。斃れた将兵の墓がいくつも立ち並んだことから、「墓島」といわれています。

 

 

④ソロモン海域における戦闘

■第一次ソロモン海戦
 昭和17年8月8日深夜、第八艦隊がガダルカナル島(以下、ガ島)沖に遊弋していた米豪艦隊を、日本海軍伝統の夜戦で重巡洋艦4隻を撃沈、勝利した海戦です。

 

■第二次ソロモン海戦
 8月24日、第二、第三艦隊がソロモン諸島北方海域へ進出、ガ島への支援作戦を行うべく、日米両機動部隊が激突しました。結果、日本艦隊は軽空母「龍驤」を失い、米空母「エンタープライズ」を撃破するも、ガ島への支援は断念せざるを得ませんでした。

 

■サボ島沖夜戦
 10月11日、ガ島飛行場奪回作戦のため、輸送船団を護衛した第六戦隊及び駆逐艦が、夜間に米艦隊と遭遇して生起した海戦です。レーダーを装備した米艦隊に初めて敗北しました。

 

■ヘンダーソン飛行場砲撃
 10月13日、ガ島で第二次総攻撃を準備していた第二師団に呼応して、戦艦「金剛」「榛名」以下の艦艇が、夜間に乗じ飛行場に対して艦砲射撃を実施しました。効果は絶大でしたが、米軍はブルドーザー等の機械力により、飛行場はたちまち復旧し、制圧するには至りませんでした。

 

■南太平洋海戦
 10月26日、第二師団のガ島攻略支援のため、航空母艦を主力とする第三艦隊がソロモン海に進出、これを阻止しようとする米機動部隊と間で一大海戦が行われました。結果、米空母2隻を撃沈破しましたが、日本側は艦載機を多数失い、事実上、ガ島支援が不可能となりました。

 

■第三次ソロモン海戦
 11月12日から14日かけて、再度、飛行場砲撃に向かった日本艦隊とこれを阻止する米艦隊との間で、日米初の戦艦同士の砲撃戦が展開されました。多くの米軽快艦艇を撃沈したものの、米艦艇による正確なレーダー射撃により、戦艦「比叡」「霧島」を失い、ガ島方面の制海空権を失う結果となりました。

 

■ルンガ沖夜戦
 11月30日、物資欠乏の甚だしかったガ島へ、ドラム缶に物資を満載して出撃した第二水雷戦隊8隻の駆逐艦と、これを阻止すべく出撃してきた米艦隊との間で生起した海戦です。夜間にガ島沖で米艦隊と遭遇した日本艦隊は、ドラム缶を海中に投棄して魚雷戦に移行、米艦隊を撃破しましたが、ガ島への輸送任務は達成できませんでした。

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