ソロモン文庫 その3

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ソロモン戦域に関する書籍や資料の紹介です。
 
『ガダルカナル島死闘記 還らざる挺進隊』
陸軍報道班員 森川賢次 著 新小説社版 昭和18年(絶版)
 
ガダルカナル島の戦いにおいて、陸軍第38師団と共に行動し、その戦闘を目の当たりにした報道班員の記録です。
 
第一線は米軍と対峙しつつ、戦局は持久戦へと移行していき、積極的攻勢に出ることができなくなった日本軍は、数名による挺進隊を編成しました。
 
第1回は中澤挺進隊、第2回が寺澤挺進隊。
いずれも密林隠密行動により飛行場設備を爆破し、成功を収めます。
続く第3回、大野挺進隊も密林を経由し、米軍に占領された飛行場に向かいましたが、遂に帰還することはありませんでした。
 
報道班員が体験したガ島の過酷な死闘を描き、戦時中に出版となった貴重な一冊です。
 
ソロモン文庫3
『ガダルカナル島死闘記 還らざる挺進隊』
陸軍報道班員 森川賢次 著 新小説社版 昭和18年(絶版)