慰霊巡拝の旅に参加された方からのご感想

  活動報告

【当会主催の「慰霊巡拝の旅」にご参加を検討されている皆さまへ】

 

今年1月の「ガダルカナル島慰霊巡拝の旅」に参加された木村俊介さんのご感想をご紹介します。

 

「慰霊巡拝で感じたこと」木村俊介様

 

 今回、ガ島慰霊巡拝に参加させていただき、慰霊とともに、現地の風土に触れられたことなどを含め、大変有意義な時間を過ごすことができました。しかし参加を検討するにあたり、若干不安に思うこともあり少し躊躇していたのも事実です。実際に参加してみれば杞憂であったわけですが、今後の慰霊巡拝に参加を検討されている方の参考になればと思いお伝えさせていただきます。

 

・参加者の年齢層は幅広く、様々な立場の方が、様々の思いを持って参加されています。会員か遺族かなどといったことに関係なく、どのような方でも受け入れていただけるという雰囲気でした。

 

・ソロモン諸島への飛行時間は、計八時間半程(往路)と比較的長時間となります。しかし事務局の計らいで通路側の座席が確保されており、快適に移動ができました。

 

 

・現地では貸切マイクロバスによる移動がほとんどのため、歩行距離は長くありません。また高齢の方には、巡拝地で折りたたみ椅子を設置する配慮がなされているため、足腰に不安のある方でも比較的参加しやすいと思われます。

 

 

・現地での飲食は、味も日本人にも合うものが多く、お腹を下すなどの問題もありませんでした。

 

 

・団体行動が主となるため、団員個々が割り当てられた簡単な作業を行うことがあります。しかし適切な指示が有るため、混乱が生じたり、負担に感じることはありませんでした。

 

 

 参加に際し「慰霊巡拝団」と聞き、大上段に構えてしまっていました。しかし難しいことはなく、現地へ行き、見て感じて考え、そして手を合わせるというシンプルなことだけです。たったそれだけのことなのかもしれませんが、私のような戦争を知らない世代には、それこそが大切とも思います。歴史を風化させることなく、今後も多くの方にガ島を訪れていただきたいと思います。参加させていただき誠にありがとうございました。

 

(会報『ソロモン』128号より転載)

 

コカンボナ村慰霊碑にて

コカンボナ村の「全国ソロモン会」慰霊碑前にて